≪10cho’s history≫
2011年3月11日
東日本大震災は、未曾有の災害を引き起こしました。
メガネ・補聴器の内山は、7店舗の中の3店舗と事務所が稼働できなくなる絶対絶命のピンチに見舞われます。
富岡店は、原子力災害により今なお休業中。
北茨城市の磯原店並びにユーメイド磯原店は、建物の損壊が著しく、急きょ荷物だけを運び出し、のちにユーメイド店を置き去りにし母店のみを移転させることが精一杯でした。
急な移転に際し地元の方々には多大なご協力を頂きました。
自宅1階の事務所も津波で浸水。
地震と津波と原子力災害をすべて被った眼鏡店は世界でもまれではないでしょうか。
『震災時にできること』
メガネと補聴器を扱う者としてできることは、やはり自分たちの生業とするメガネと補聴器でお役に立つことと考え、お店の休業中や水が使えずに何もできない時期に、メガネフレームメーカーやレンズメーカーの協力のもと、避難所をまわり視力を測ってお子様からお年寄りまで、約500本の矯正眼鏡を提供することができました。
大震災より2年が経過し、落ち着きを取り戻した磯原店の坂本店長は、自分の中に地域の皆様への感謝を伝えたい気持ちを抑えきれずにおりました。
「社長、以前に避難所を回っていた時にアーティストが音楽で被災者の心を癒したのを見て、自分も好きな音楽で何かできませんか?」
と坂本店長に言われたのが始まりでした。
私の答えは
「一人でやるより音楽の好きな社員でバンドをくんだらどうだろう?」
候補に挙がった2名がおりましたが、実は坂本店長を含めたこの3人は個性のぶつかり合いが強く果たしてバンドが成り立つのか・・・
『起死回生の沖縄研修旅行』
沖縄音楽を主に演奏する方向性ができあがり、ヴォーカルの菅原以外は、お店の店長と言うことで10cho’sと命名。
メガネ店店長として頂点をめざせ!という意味で名づけられ、数か月後に行われる【天頂ライブ】に向け練習するも、何度となく意見の食い違いで解散の危機をむかえます。
皆の年上でリーダーの菅原は、まとめる事が出来ずに悩み、ベースギターの鹿島店佐久間店長は、沖縄三線の坂本店長と息が合わずに混迷を極めることに・・・
本番1か月前、社長の私も含め4人でいざ沖縄へ!
青い沖縄の海と空、悲惨な歴史を持ちながらもおおらかな沖縄の人々、本場の沖縄音楽の旋律が、10cho’sの心を1つにしてくれました!
『様々な思いを集約し始まる第1回天頂ライブ。』
地元の音楽好きな方々にも多数ご参加頂き、沢山のお客様がお越しの中いよいよ本番当日を迎えました。
お客様への社長の挨拶の中で、今まで一人だけ店長では無かった菅原リーダーが、サプライズの勿来店店長の任命を受け、10cho'sの心はますます強い絆で結ばれ、ライブも大成功でした。
【天頂ライブin鯖江】
2015年、震災時にメガネフレームを沢山頂いた福井県の鯖江市にお礼方々天頂ライブをなんと鯖江市役所玄関ホールで牧野市長もセレモニーに参加頂き演奏して参りました!
【第2回天頂ライブ】も
大成功!
10cho’sは、素人バンドですのです。聴いて頂くのもありがたいのですが、是非ライブに参加して楽しんでください。
【視える喜び聴こえる感動プロジェクト】の一環として音楽の輪を広げる活動をしております。
一所に音楽活動もできる社員さんも募集中です。